M.9台のわい化樹の剪定交流会です。この畑では10年以上前から同じ樹同じ演者で剪定を行ってきました。 定植当時は「低樹高らくらく新わい化栽培」と呼ばれる仕立て方(樹高2.5m程度)を長野県が推奨していて、トレリスの高さも低いトレリスとなっています。その後高密植栽培方式が始まり、次第にその影響を受けて、最下段の太い側枝を徐々に抜いて行き、今では樹高3.5m以上になりました。10年にも及ぶその過程をほぼ全て見ることが出来ました。 園主の栽培の基本方針は葉取らずで36玉中心のサンふじを採りたいとの事で、今はその為の理想的な樹勢になっているとの事です。土や気候の違いで同じ県内でも樹勢にはバラツキは有りますが、仕立て方式としては一番多い仕立てのわい化と思いますので、大いに参考になると思います。
その他の画像はヤマレコに
毎年恒例の長野県果樹研究会リンゴ部会の剪定交流会、新年の初っ端は高山村の小出氏園地にて普通樹の剪定からです。全農長野から玉井氏、県農業技術課から鈴木専技、果樹農家からは豊丘村の木下氏、山ノ内町の古幡氏の4氏を講師(演者)に招き行いました。 普通樹は骨格作りが大切ですが、骨格が出来た後の中枝抜きや小枝(なり枝)の処理は人それぞれ、個性が出るように思います。養分の流れをスムーズにする様、枝の太さの主従関係をハッキリさせながら、作業がしやすく、光が入りやすく、農薬が届きやすくて如何に高品質な果実を沢山取るか、狙いは皆同じですが、そこに至るプロセスについては個性が出ていました。
その他の画像はヤマレコに
その他の画像はヤマレコに
長野県中野市の吉家一雄さんの園地で吉家さんを講師に赤果肉品種の剪定検討会を行いました。>吉家さんは優秀な赤果肉品種の育種者であり、品種の誕生から携わっているので、品種毎の特性を踏まえての剪定を直に見る事が出来ました。基本的には切らない剪定で、小枝も沢山残すスタイルで、樹形には拘らない感じです。ふじの剪定に近いかな?と言ってました。
- HOME -